虚構戦役の戦導師 英雄部隊覚醒

虚構戦役の戦導師 英雄部隊覚醒 章扉テキストの公開

(アンシミュレイテッド・インキュベーター) 英雄部隊(クラスメイト)覚醒』が
発売してそろそろひと月となりますが、お読みいただけたでしょうか?

虚構戦役の戦導師 英雄部隊覚醒

クラスメイト育成型・仮想世界召喚戦記ファンタジー、堂々開幕!

読んでいただいた方の中には、
章扉にテキストがあることに気付いた方もいると思います。
ただ、少々見にくいため、全部を見ることができません。

電子版の発売も明日に迫っているので、
今回、このブログにて公開させていただきます。

なお、作品内容には関わるわけではなく、
ただゲーム側のストーリーを補完する上で
想像していただく一助としていただければ幸いです。

■序章
その昔、このユグド大陸には魔法を極めた王国が支配していたという。
だが、栄華の頂点を極めた時、かの王国は歴史から忽然と姿を消した。
一説には、神の世界へ向かったと伝えられている。
残された人々は彼らの残した恩恵を授かりながら、
新たな歴史を刻んでいった。
かの王国は伝説となり、神の住まう国として語り継がれる。
それから気の遠くなるような時を経て、
ユグド大陸には神の託宣を戴くひとつの国が成立。
それが内戦を経て、天竜山脈と宮竜山脈を境に
ふたつの国へと分断された。

■第一章
帝国暦456年。ユグド大陸の西方を治めるアース帝国の属国のひとつ、
ヘル王国が大規模な反乱を起こした。
帝国の勝利ですぐに終結すると思われていたこの戦いは、
ヘル王国の喚び出した化け物――黒天獣によって、呆気なく覆ってしまう。
アース帝国の首都攻防戦でも黒天獣の侵攻は止められず、
反抗らしい反抗もできずに、アース帝国の首都は陥落した。
アース帝国の属国のひとつであるヴェリール王国の王子、
ロンメルもこの戦いに参加していたが、黒天獣に正規軍を壊滅させられた。
そして、その後の戦いでヴェリール王国の王都も陥落。
アース帝国は滅び、残存兵が散発的な反抗をするのみとなった。
ロンメルは王都陥落後、かろうじて逃げ延び、
友好国のミズ王国で再起を誓うのだった。

■第二章
帝国崩壊の一年後。ミズ王国のロンメルの下に朗報が舞い込む。
アース帝国陥落後、皇族はすべて処刑されたと語られていたが、
アース帝国皇帝の遺児、第八皇女エミーリエが生存していたのだ。
別の場所で身分を隠して生きていたために、逃げ延びたという。
彼女は生き残った帝国の残存兵を集め、
ヘル王国の打倒を高らかに宣言した。
これまで準備を整えてきたロンメルは、
今まで匿ってくれたミズ王国の王に別れを告げ、
祖国解放へ向けて、軍を立ち上げる。
エミーリエに合流するべく急ぐ王子たちの前に、
深き森ディープミストの中で胎動する者たちがいた。

■第三章
黒天獣が動かないヘル王国の国内には不安が蔓延しつつあった。
エミーリエを旗印とする解放軍は破竹の勢いで領土を取り戻し、
黒天獣に頼り切りだったヘル王国は徐々にその版図を狭めている。
急速に切り取った遠方の領土は統治もままならず、
各地で解放軍に呼応して反乱も発生していた。
ヘル王国は四将軍のひとり、黒天獣を召喚した魔女、
ディートリンデに解放軍討伐の指令を下す。
ディートリンデはまるで遊ぶようにして、
通り道で起こっていた反乱軍を蹴散らしながら解放軍に迫る。
「まあ、適当にやったら撤退すればいい。
戦乱が遷延することこそ我が真の主の望みよ」
そう嘯く、彼女の真意は……

■第四章
アース帝国には属国が七カ国あった。
ヴェリール王国、ヨトゥン王国、スヴァルト王国、ミズ王国。
そして、残り三つが、反乱を起こしたヘル王国と、
それに付き従ったニヴル王国、ムスペル王国だ。
隣国の連邦の動きに備えていた彼らはついに、
国境に配備していた暗黒騎士団と黒竜兵団を天領へと呼び戻す。
一方、解放軍は首都ではなく、別の城を目指していた。
「私の故郷にいた優しき人々を、一刻も早く安心させたい」
彼女の故郷である城を陥落させ、取り戻したロンメルだったが、
そこには解放軍を閉じ込めるための罠が待っていた。
ヘル王国の暗黒騎士団と黒竜兵団。
ニヴル王国の氷鳳騎士団と、ムスペル王国の真炎魔術兵団。
堅牢とは言い難い城へ、四方からかつてないほどの大軍が迫る。

■第五章
ルインブリンガーを手に入れたロンメルたちはさらに躍進した。
ロンメルはアース帝国の首都を奪還した後、
次にヴェリール王国をヘル王国の手から取り戻し、祖国解放は成った。
喝采を受ける彼らだったが、まだ戦いは終わっていなかった。
まだ抵抗を続けるすべての元凶、ヘル王国へと侵攻を開始する。
ヘル王国の首都には黒天獣が待ち構えているのだ。
あの人知を越えた怪物を倒さない限り、
この大陸はずっと恐怖に脅かされたままになってしまう。
だが、あの恐ろしい怪物を前にしても、戦士たちは怯まない。
すべての始まりを、ここで終わらせるのだ。

■終章
後の世に『黒錆戦争』と呼ばれる戦争が終わった。
アース帝国はエミーリエが女皇として戴冠し、復興を進めている。
神の託宣が久々に下ったとのことで、
その動向にも注目が集まっていた。
解放軍勝利の立役者、ヴェリール王国のロンメル王子もまた
荒れ果てた大地を復活させるべく国内を奔走している。
大変な日々ではあったが、充実した日々だったという。
こうして彼らは手に入れた。
ユグド大陸の仮初の平和を――。

それでは、先程も言いましたが、電子版の発売もありますので、
是非是非、よろしくお願い致します!